私たちが見たもの③

写真はいつかのハロ
写真はいつかのハロ


前回の続き...


御朱印をお願いした私たち。


神職さんが社務所を開けてくれ準備を始めてくれたその時...


急に小雨が降り始めました。


何の雨だろう...


「とりあえず、ささっともらって帰らせてあげないと」と思った矢先、「開いてるよ~」と、グループで来ていた方達も御朱印待ちで並んでしまった。


「まっ、仕方ない!」


と切り替えて、色々と観察をしていたら社務所の中に「サムハラ神社」の管理者の連絡先が書いてあって、すぐさまスマホにメモる。


またまたラッキー♡


これで前もって連絡したら、サムハラ神社の御朱印ももらえる♪


神職さんの慣れない手付きと、心配なポイント、突っ込みどころはいくつもあったが、自分の選んだ選択を信じて待った。


その時!車が近付いてくる音がした。


目の前の神職さんそっちのけで、意識は完全にそっちに引っ張られた。


社務所の斜め向かい側に一台の軽トラが止まり、何故だか気になって気になって仕方がなかった。


そして、この方が「案内人」だろうと直感で感じた。



車から降りてきた男性と目が合った


「ここの関係者の方かな?」


作業着のような格好をした職人さんのような方だった。


そんな事を思っていたら御朱印が出来上がり、雨も止んでいた。


「ありがとうございます!」とお礼を伝え、次の場所へ向かうことに。


御朱印が乾いてなかったので、手に持った状態で乾かしながら歩いていたら、先程の男性に声をかけられた。


年齢は50~60代のおじさま。名前は仮でHさんとします。


手に持っていた御朱印を見て「ちょっと見せて!」と声をかけられた。

何だか不思議なんだけど、初めから「Hさんとは話すことになるだろう...」と感じていた。


前回の記事で書いた「案内人」とは、ある意味神様のような存在。

メッセンジャーであり、神様が伝えたいことをその人を介して伝える。

私たちを導いてくれる存在の人の事です。


案内人の事は、まだ私がその存在を知らなかった頃に幸乃先生に教えてもらい、それから私も案内人という表現を使わせてもらっています。


そして、Hさんに「見せて!」と言われて見せた御朱印がこちら。



もらった時にあまりエネルギーを感じなく、少し残念な気持ちになってしまった御朱印です。

「もっとパワーのある御朱印いただきたかったな」

(書いてくれた神職さん、ごめんなさい)


そんな事を思いながら御朱印を渡し、御朱印を真剣に見るHさん。



私は、ふと社務所が気になって見てみると、御朱印をもらっているグループの中の女性からすごく視線を感じた。

気にしながらこちらを見ていて、目も合ってしまった。


するとHさんから驚きの言葉が...

「普段ここで、自分も御朱印を書いたりするんだけど... 」と。

え?なんですと!?

「私、この人から御朱印をもらいたい!」


そう思った矢先、Hさんが...

私たちがもらった御朱印が「奉拝」という言葉が抜けているとのこと。


Hさんが丁寧に「奉拝」の意味を教えてくれ、その他にも色々と教えてくれた。


Hさんは「書き直してもらえ!」と...


迷いなく透かさずHさんに「書いて下さい!」と言う私(笑)


Hさんは否定も肯定もせず、「忘れた仕事をとりあえずしないといけないから、そこら辺回っておいで」と。なんという優しさ。


一連の奇跡のようなタイミングと出逢いの出来事に気持ちが高ぶっていた私と歩ちゃんは、ようやく

移築遷宮される前のサムハラ神社奥の宮があった元々の場所へ移動します。


づづく...